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星も、パンも

第25章 流星群はワガママになる

俺は、スタッフに挨拶をして――――…



スタジオを後にした―――…



夏の夜道は……
何だか、夜の様な気がしない…



すでに…真夜中の時間帯なのに…



明るく感じる…



風が少し吹いている―――…

少し過ごしやすい…夜?



でも…まだまだ暑くて…帰ったら速攻シャワーだ…



俺は、マンションのエレベーターに乗り…



クンクン…と…自分を匂ってみた―――――…


「…ん〜…解らん」










チーン――――…



エレベーターが止まり…俺は…マンションの自分の部屋に歩く―――――――…



















「――――え…博也…?」





マンションの俺の部屋の前には…


膝を抱え…座り込む……




博也の姿があった―――…



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