星も、パンも
第4章 星は、嘘が苦手
「ぷ……ぁ…石丸…」
石丸の唇が……
しっかり俺の唇を包み…水を流し込む…
「や…やめろ……いっん!」
石丸は俺の制止を無視し…水を飲ませ続ける…
のぼせてきた熱いのか…
石丸の唇に…熱くなっているのか…
解らなくなるから―――…
―――…やめて…くれ…
「ミー君……?大丈夫か?」
「……大丈夫…じゃ…ねーよ…
体…熱いし………
頭…ぐるぐる…回って…きついし…
キス…気持ちいいし―――…
俺は………最低…野郎だし…」
ヤバい…泣けてきた…
「んっ…んっ?///」
石丸の唇がまた…水を…?
水は…喉を通らなかった…
キ…ス……されてる…
石丸の……唇…気持ちいいから……
つい…俺は……石丸の首に手を回してしまう…
つい……舌を…伸ばしてしまう…
「ふっ……」って…
石丸が笑った気がした――…