星も、パンも
第26章 星は、未来を想像する
くそ―――――…
キスシーン!!俺は、腹をくくって挑んだのに!!
ああ…来るか?!
うわわわわ〜〜〜〜〜〜!
予想外で!テンパッてしまったじゃないか…
石丸…ど〜思ったのか…とか…
思うと――――――――…
「何?ミー君…さっきの撮影…気にしてるの?」
帰宅途中の車のなか…
運転席でフッて笑う石丸の横顔――――…
ずるい――――――――…
「別に―――…
俺は、仕事をしただけだ!」
そう!
仕事!仕事をしただけ!
深夜を過ぎた道路は…走りやすく…
すいすい運転する石丸…
俺は、
石丸のハンドルを握る手とか…
ついつい見とれる…
「…それにしても…
松本さん―――…エロい指使いだったね〜」
「///は?はぁ?!」
石丸は、自分の指に視線を感じてか…
意地悪を言う!