星も、パンも
第26章 星は、未来を想像する
「!石丸…何――――…」
「仕事でのキスシーンは、キスにカウントしないって言ったけど―――…
あの絡みは…
ど〜しよう――――…」
石丸は、
ハンドルを握る左手を………
す――――っと…離すと…
俺の…
右手をギュ―――…っと握った…
「///キスより…エロくないだろーが!
それに…アレは、松本が…勝手に―――…///」
運転しながら…
俺の右手を握り…
指を絡める―――――…
「キスより…
妄想を掻き立てられる手法の方が―――…エロいだろ?」
石丸の指は…松本が…撮影でした時の様に――――…
指股を…擦り――――――…
指をグイグイ間に捻りこませる…
しかし…松本の時の様に…
ソフトではなく…
少し強引に……
俺達の…
重なりを…想像させる――…
「…ね?
想像するだろ?
ドキドキもさせられて…
ヤキモチだって―――…
妬いてしまいます―――…」