星も、パンも
第4章 星は、嘘が苦手
……石丸…待って――――…
今は…
ヤ太郎になれる自信がない……
エロい気分なのに…
ヤ太郎の仮面を被れない…
「嘘だよ――――――…
のぼせて辛いだろ?立てるか?」
「―――――――…ああ…」
内心…ホッとした―――…
石丸の好意が―――――…
ヤ太郎にある以上…
俺で…抱かれる訳には――…
「…石丸…肩貸せ…風呂場から出たい―――――…」
「はいはい…」
石丸は、笑顔で…俺に肩を貸す――――…
その肩は……
濡れていて――――――…
少し―――――…熱い…
石丸……少しは
期待して―――――――…
な……、訳ないか――…
俺は、石丸とリビングに向かう…
風呂場を出ると…少し楽になった…
のぼせてた体も…
興奮した……体も……