星も、パンも
第4章 星は、嘘が苦手
「…水飲む?」
石丸が心配そうに俺を見る…
「…いらない……」
ちょっとフラフラしたが…
タオルを巻いたまま…俺は、ベッドに戻る――――…
俺が、風呂に入っている間に…
ベッドが…綺麗にセッティングされていた――――…
良くできたマネージャー様だ…
俺は、綺麗なベッドに全裸で倒れ混む…
シーツが火照った体にヒンヤリ気持ちいい――――…
「…このまま…少し寝る―――…」
「そう…。
時間になったら起こしてあげるから…おやすみ」
石丸は……
俺の頭を撫でながら…
微笑む―――――――――…
「ん…頼む」
頭の上の…石丸の手…
優しくて…暖かくて…
気持ちいい―――――…
俺は…ゆっくり目を閉じた…
「ミー君は……可愛いな…
一生懸命で――――…」
眠りに落ちる……そんな中途半端な意識の中で―――…
石丸の声が…聞こえる――…
嘘―――…
上手くならないね―――――…