星も、パンも
第27章 ナイトは、星に導かれる
「俺…主人公は、最後まで演じるつもり!
【レエイ】役、好きだし!頑張る!!
でも――――…最後は、【ヒエイ】が注目されると思うんだ―――――…
でも、俺は――――…それでいいかな?っても思ってる…
この作品に出会えて…いろいろ変わったし…
俺は、やっぱり――――…
ヤ太郎の演技…好きだし…
もっと……こうしたら…とか、もっと―――こう――…映したら…とか考えちまう…」
ミー君の瞳は…画面の…奥のアングルやカメラワークを見ていた…
「ミー君…も…私からみたら…キラキラで…
誰よりも輝いて見えますよ?
それに…【レエイ】は、ミー君じゃなきゃ…演じられないよ―――…」
「////…それは!…解ってるよ!」
俺は、照れて赤くなるミー君の耳に唇をよせた…