テキストサイズ

星も、パンも

第5章 パンは、星のために……

子役を辞めて…

一番苦労したのが…



学校の授業についていくことだった…



芸能活動にかまけて…学力は…笑えるくらいヤバかった…




だから…一年生の教科書からゆっくり勉強し直した…


ありがたい事に…
勉強はやれば結果が付いてきた


演技のように…正解のない押し問答に疲れていた俺は…

すんなり勉強を受け入れられた。


逆に…ミー助は苦手だろうなぁ…っと…


こんな所は…双子なのに違うな…っと、改めて笑ってしまった…



俺は…どんな時も、ミー助を思った―――――――…


離れた後悔…

逃げた弱さ…


兄弟である現実…



同じ顔で…声で……
自分の顔に―――――…
ドキドキしてしまうくらい…





ミー助が…好きな自分が…




恐ろしくて―――――…



軽蔑してしまう――――…



ストーリーメニュー

TOPTOPへ