テキストサイズ

星も、パンも

第5章 パンは、星のために……

《…石丸さん―――…俺は…もう、やりたいことが見つかってるから…口説いても無理ですよ》



“やりたい事”…と、言う文字で指がぎこちなくなったが…



送信を押した―――――…




ブルル…ブルル…



《それ、ミー君知ってるの?》







ミー助―――――――…




まだ…伝えてはいない…し…


これからも…伝える気はない…




俺は―――――――…

返信をしないまま…





スマホをポケットに入れた…





俺は……受験生――――…



勉強をしなければ――――…




ストーリーメニュー

TOPTOPへ