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星も、パンも

第1章 パンは星を見る…

「夏に向けて…テンポのある曲でしたね

ミー助に似合う曲ですよ?
――――――…それが?」



《ははは、ありがとう。
ヒロのイメージに合ってて、本人もノリノリだったよ》



石丸さんは、楽しそうに笑っていた…



《で……ヤー君も…こちらの世界に……》




「…戻りませんよ……
俺には…ミー助みたいな…才能はないですから。」












《…そう…か…

まっ…気長に誘いつづけるから。また、電話するね。お休み、ヤー君》











電話が切れた――――…




「はぁ……才能…か…」





俺には…無かった……から…




いいんだ……


俺には…この景色が――…



似合ってる――――…






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