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星も、パンも

第6章 星は、パンのために…

「え?え?…あ…違う…えっと…

ほら…ドライアイだから……?何でもないから…石丸…気にすんな……」



かなり…動揺…してるよな…



「メール…返事ないし…

部屋に電気付けっぱなしだし…



また…風呂でのぼせてるかと思って…焦って来ちゃったよ――――…良かった…何事も…いや…泣いてたけど……無事で一安心した…」




俺の様子を見て…安心したのか…



石丸の口数が多い――――…




「…ソファで寝るから…変な夢見るんだよ…

ベッドで寝なさい!」



「オカンかよ……まったく…」




石丸はハハハっと笑って…

「添い寝もしてあげようか?」


って頭を撫でる――――…







やべぇ…




甘えたくなる…







石丸…ヤ太郎じゃなくて…


俺だけど……嫌じゃないかな…







「…一緒に…寝てくれるか?」






「……ミー君……いいよ…」





石丸は…少し驚いて…微笑む…








「背中…貸して――――…」





…俺には…石丸の背中だけで…十分だから…






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