星も、パンも
第6章 星は、パンのために…
俺が…
ヤ太郎に―――…なれなかった
罰だ―――――――――…
「…ヤ太郎は――――…
元気かな―――――――…」
俺は…ヤ太郎に
なりたかった―――――…
何でも出来る…ヤ太郎…
誰からも…
期待されていた…ヤ太郎…
石丸の…大事な……ヤ太郎…
ヤ太郎に…なりたくて…
この世界で―――…
ヤ太郎を演じてきた……
この世界なら…堂々と…ヤ太郎を演じれると…思った…
思った――――…だから…
頑張ってこれた…
でも……
石丸と…体を重ねると――…
博実が―――――――…
博也を……
演じられなくなるときがある…