星も、パンも
第7章 パンは…苦しくて泣く…
「……もう…無理だ…」
大人になれば……
こんな気持ちは…スマートに扱えると…
ありえない事だと…笑って…
パンドラの箱は……二度と見なくなると…
思っていたのに…
朝の…夢のせいだ―――…
思い出せ―――――!
俺は………
泣き出してしまった――――…
「うっ……う゛…っ…」
立ち止まり…
泣き出す…男子高校生に…
周りは――――…好奇な視線を向けながら…
避けて行く―――――…
止まらない涙を……
止まらない痛みを………
一般の人は――――――…
感じる訳がない――――…