テキストサイズ

カード×ロワイヤル-異世界転生への奇妙な旅-

第4章 第4話 ギルド全員集合


そんでもって俺達4人は見事にマスターの手作りの飯を10人前を完食。その内の半分にあたる5人前は俺が食ったけどさ。

その後は特に何もする事もなく色々と動き回ったから俺達は明日に備えて寝ることにする。俺達がベッドの布団に入り寝るまではそう時間は掛からなかった。


そして翌朝、俺達はマスターのドタドタと階段を駆け上がる足音で目を覚ます。

「た、大変だッ!あんちゃん達!!」

マスターは息を荒げながら血相をかいた顔でドアを勢いよく開けて大きな声をあげる。

俺達はマスターのその声で半分、寝惚けながらも起き上がりマスターを見ると片手には新聞が握られていた。

「何かあったのでしょうか?」

ダリオは起き上がりマスターの元に近付いて行くとマスター何か落ち着かない様子でダリオに新聞を渡す。

「まずは俺の口から聞くより新聞の一面を見てくれ!」

「わ、分かりました。」

ダリオはマスターから新聞を受け取り、マスターの言う新聞の一面を見るなり眉をひそめては額から冷や汗が滲み出るのが分かる。

「どうしたんだよ?ダリオ。」

俺は新聞の一面を見るなり何かダリオの様子がオカシイので気になったから俺はダリオの見ている新聞の一面を見た。

「なんだよ…これ…」

俺はダリオが何も一言も発しない理由が一目で分かった。こりゃ……本当にシャレにならないぞ。

「おいおい…こんな事があるのかよ…」

「なるほどな。どうりで昨日あの場所に魔導軍が居たのか…」

さすがにこの内容の新聞の一面に驚きを隠せない一八と何か辻褄が合って冷静に納得した純弥。これが俺達がこの内容の一面を見た最初の感想。

『神聖な森に土足で踏み込み荒らした賊8名の顔写真を公開。』

新聞の一面に書いてある賊8名の顔写真とは正に今居る俺達4人と昨日その俺達と戦ったスートのギルド4人の顔写真がモザイク無しで堂々と公開されていた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ