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カード×ロワイヤル-異世界転生への奇妙な旅-

第4章 第4話 ギルド全員集合


そしてダリオもゴスロリの女の子に追いかけられているのであった。ダリオはと言うと苦戦を強いられていた。

「ハァハァ…困ったね。これは。」

「…」

そしてゴスロリッ娘は無表情と無言でダリオを追い掛けてくるもんだから変に不気味さが増すのである。

「ん…無表情で無言で追い掛けられるって何かシュールだね。」

「…バッド・ランチャー。」

「またアレか。これは逃げるしかない。」

ダリオは全速力で逃げる事にする。ゴスロリッ娘はコウモリを操作しコウモリの群れを作り相手にぶつけると言うシンプルな攻撃だが。

このコウモリに当たると爆発する。1体、1体のコウモリの爆発力はそれほどでもない。しかし、群れを作って放つことになれば結構な痛手だ。

更に言えばダリオは先ほども同じ攻撃を喰らってしまった。先ほどは避けずに、ダリオはラヴァーズの持つメスで切り裂こうとしたが、メスがコウモリに触れた途端にコウモリが爆発した。

だから今、ダリオは霧に覆われた森の中で逃げ隠れながら作戦を立てている。このコウモリはどうすれば対処が出来るのかを…

「…どうやら気付かれてないみたいだね。」

ダリオは森の茂みに隠れてゴスロリッ娘に気付かれていない事を確認する。そしてダリオ自身の気配を消してはユックリと考察する。

「あのコウモリはどう考えてもアレだね。僕のラヴァーズみたいに彼女自身の意志で動かしている筈だよね…」

ダリオは息を少しずつ、少しずつ整えながら体力を少しでも回復させながら独り言を呟き続ける。

「明らかにラヴァーズとの相性が悪いのがよく分かるよ。ラヴァーズは物理攻撃のスピードと変幻自在なら僕にも自信がある。だけど彼女は操作系の中遠距離タイプに更に特殊な事にコウモリが触れたら爆発。」

ダリオは親指の爪を噛みながら反対の手で頭をガシガシとかきむしりながら考える。

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