
カード×ロワイヤル-異世界転生への奇妙な旅-
第1章 第1話 運命のカードに身を任せる
「では、どんなゲームをするのですかな?ミカエル殿。」
「サラカエル。僕はコレから君達にこの7枚のカードを配るよ。」
「ミカエル殿!このカードは?!」
「おい!ミカエル!テメェ!!」
「ミカエルさん!貴方は!」
「ミ、ミカエルっちそれは…」
「さすがに、マズイ…よ…」
「何故?お前が゙キャリバー・カード゙を?!」
ミカエルがその゙キャリバー・カード゙を見せた瞬間に唖然とする者、怒号を上げる者。意見は別れるがミカエルの持っているカードは危険な代物だと周りの反応からして分かる。
「実はね。僕は考えたんだよ。君達は僕の仕事である゙次世代の神様゙を選ぶ事に不満を持ってるってね。」
「当ったりめぇだ!テメェの選ぶ神はロクな神がいねぇじゃねぇか!!」
「そのせいでこの世界がメチャクチャなのは確かだ。」
「でしょ?だから僕はキャリバー・カードを人間に使わして戦わせるんだ。」
「そ、そんな事をすればこの世界は…」
「大丈夫だよ。ラファエル。戦わせる場所は神様の治める世界じゃないよ。」
「それは、どういう事かな?ミカエル殿。」
「サラカエル。考えてごらんよ?神様の治める世界の他に゙もう1つの世界゙があるだろ?」
「ホッホッホッホッ…なるほど。゙マギ・ウォールド゙ですかな?」
「ピンポーン。ここでなら次の神様が治める世界には問題ないでしょ?」
「へぇ〜…面白そうじゃん!ミカエルっち!」
「私、この話に乗る…」
「ほぉ〜…乗り気だね。レミエルにラグエルは…残りの4人はどうだい?やりたくなかったら、やらなくても良いんだよ?でも、その変わり…またとないチャンスを失う事になるよ?」
ミカエルは妖しくそして卑しく笑みを浮かべて残りのガブリエル、ウリエル、ラファエル、サラカエルの4人を見ながら言う。
