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責められたいの

第4章 あの夏の誘惑 1

そしてそんなことが続き…今日。

お風呂を上がったら、康洋さんが
リビングでテレビを観ていた。

今日も主人は日付が変わらないと
帰って来ないだろう…
いや今日は戻らないかもしれない。
…相変わらず康洋さんの目は
私を見ようともしなかった。

日焼けした肌に逞しい腕…
兄とは違う堀の深い顔立ち…

しばらくぼんやりと見つめていたけれど
あまりの虚しさに
もう部屋に行くことにした。


「康洋さん…先に休みますね。
おやすみなさい…」

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