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責められたいの

第4章 あの夏の誘惑 1

忙しい主人。
康洋さんと私が2人きりになる
機会はすぐに訪れた。
康洋さんはとりあえず系列会社に
通っているので、主人とスケジュールが
違うのだ。

初めて2人きりになった日…
私はドキドキしながら
一緒に夕食をとった。

訊きたいことがたくさんある。
ヒロヤスという名前は嘘だったのか…
いつ連絡先を変えたのか…
急に私が消えてどう思ったのか…

でも康洋さんは何も言わなかった。
まるっきり別人のようだった。

私…ミナコよ?
なんでそんな目で私を見るの?

人違い…?そんなわけない。
記憶喪失?そんなドラマみたいなこと。

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