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責められたいの

第4章 あの夏の誘惑 1

えっ!?

びっくりして振り向くと
懐かしいあの目がそこにあった。
ニヤリと笑う唇が私の名を呼ぶ…


「なんて顔してるんだ。
ミナ…俺が欲しいか?
…おねだりはどうやるんだった?」


「ヒロ…」


私は目をつぶって舌を差し出す…
その舌は甘い期待に震えていた。

決してヒロを想い続けた5年間
なんかじゃなかった。

だけど…

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