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俺は美波に同窓会であった事を話した。
美波は戸惑っていたけど、そういう機会があれば…って事だった。

俺は日帰りで実家に帰って美波の事を両親に話をしに行った。最初は反対されて…美波が親から虐待されていたのは知ってたらしい…でも根気よく説得して認めてもらって、帰る時に
弟「湊さんって弟と妹いるよね？」
吉沢「らしいけど…。」
弟「二人とも、ずっと探してるんだよね。」
吉沢「親の命令でか？」
弟「違うよ。自分達の親が姉を虐待して追い出したのが許せないって、二人とも家から出てるんだ。親とも音信不通になってるって！」
吉沢「事件の事も知ってるのか？」
弟「当然の報（むく）いだって！！」
吉沢「わかった。また連絡するから！」


家に帰ると美波が夕飯の準備中だった。
「おかえりなさい。」
吉沢「ただいま。美波、大事な話があるんだけど…。」
「なぁに？」
吉沢「こっち来て…。」
「改まって、どうしたの？」
吉沢「もう、みんなで住むのやめようかと思ってる。」
永瀬「シェア解消して別々に住む事になったんだ。」
吉沢「一緒にいても構わないんだろうけど、こればかりはちょっとって事になったんだけど…。」
佐藤「淋しいけど仕方ないよなぁ（笑）」
白石「そうそう、仕方ない（笑）」
「や、やっぱり私が迷惑かけ…たから？」
と下を向いて泣き出してしまった。
俺達は慌てて
吉沢「違う！そうじゃないんだ！」
永瀬「吉沢の気持ち聞いてくれよ（笑）」
吉沢「こんな風に言うのもおかしいんだけど、結婚を前提に一緒に住もう…じゃなくて美波、結婚しよう！」
美波の瞳から大粒の涙がこぼれ
「こんな…私で…良ければ…お、お願いします。」