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彼女

第3章 初めて楽しい

あ~やっと洗濯終わった。夜干したのも乾いたし、やっと畳めたから持って…ちょっと重いし前がよく見え…
白石「洗濯物ありがとう。」
ひょいっと持ってくれた。
「ありがとうございます。」
白石「呼んでくれたら良かったのに(笑)」
「あっ、はい。」
白石「(笑)」

10分後

永瀬「どこか出掛けるの?」
「あ、あのちょっとざ、雑貨屋さんと食材をか、買いに…。」
白石「永瀬さぁ完全に怖がられてるよな(笑)」
「そ、そんな事ないです。」
永瀬「マジほんとごめん。」
吉沢「俺、車出すから、みんなで買い物行こうか?車で20分くらいのところにめっちゃでっかいショッピングモールがあるって聞いたからさぁ。」
「わ、私も行っていいんですか?」
吉沢「あんた行かないと意味ないだろう?ヤロウばっかり行って、なにが面白いんだよ(笑)」

5分後

吉沢「あんたは助手席な!」
佐藤「さっきから聞いてたけど、永瀬も吉沢も湊さんの事“あんた”呼ばわりすんなよ。」
白石「別にいいんですとか言うなよ。」
ば、ばれてる(笑)

そうこうしているうちに着いた…びっくり!!すごい!でっか~い!!
「こんなところで迷子になって置いて行かれたら困るな。」
って小さい声で言ったのに
永瀬「仮に迷子になっても俺達が絶対見つける。置いて行くなんてありえねぇ!」
「永瀬さん」
永瀬「せめて“くん”付けにしてくれよ(笑)」
「はい(笑)」

中に入ると、たくさんのお店で目がチカチカしちゃった。

吉沢「なんか食おう。腹減った。」
「みなさんで行って来て下さい。」
私の様子を見て
吉沢「みんなで行かないと意味ないだろう。」
「でも…」
永瀬「行こう。」
佐藤「どさくさまぎれに永瀬、手繋いでね?」
永瀬「手繋いでないと迷子になるかもしれないし、飯屋にも来ないかもしれねぇだろう。」
「あの、でも…。」

話をしているうちに着いちゃった。

吉沢「ここにしようか?」
永瀬「入ろ。」

席に着くと
吉沢「俺ハンバーグ定食」
永瀬「俺ステーキ丼」
白石「チーズハンバーグカレーライス」
佐藤「決まった?。」
頷くと
佐藤「なにするの?」
「Sサイズのおろしオムライスで、お願いします。」
佐藤「ステーキのせカレーライス」
白石「そんなんで足りるの?」
「はい」
吉沢「もう敬語やめよう。肩凝るし…。」
「はい(笑)」

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