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合同潜入捜査で一緒になった俺と朔刑事。

捜査一課の、しかも女性と特命がというのは正直驚きだった。
当の彼女はどうせなら杉下さんが良かった。と言っていたけど‥‥


「もしもーし、俺の話し聞いてる？」


『はぁ…ええ、聞いてますよ』


ボーッとしている彼女。
俺はそんな彼女を不思議そうに見詰める。

良く見ればとても嫌そうな顔で俺を見ている。
彼女は表情に出すくらい俺が嫌みたい…。


‥‥‥とは言っても、まぁ今更どうこう言ってペアが変わる話でもなく、彼女は半ば諦め気味でいるようだ。


「そんなに嫌なんだね、俺が」


『ええ嫌ですよ‥‥あ』


「ははっ‥そこまでハッキリ言われると逆に清々しいよ。本当に」


うっかり口が滑ってしまったのか勢いで言ってしまったのか、どちらにせよ正直ちょっと傷ついた。


慌てて謝る彼女。
俺はもういいと言って、それでも尚焦っている彼女に言った。