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君の隣の相棒さん、

第21章 白衣に隠した愛と狂気(神)

「どうでもいいけどさ。君って、見てるとあんまり人に頼らないよね?伊丹さんもそうだけど、芹沢刑事にもさ。頼ってるところ見たことない」


『‥‥今関係あります?その話し』


「関係あるかって言われたら、まぁ…でも少なくとも俺には関係ある」


『何故か?』


「何故って、それは君が好きだから」


ニッコリ微笑むと彼女はふざけないで!っと怒ってしまった。

でも言葉のわりには何か別のものを感じる。


「んー?恥ずかしいの?」


『からかうのも大概にして下さいっ!』


顔を真っ赤にさせて俺に怒鳴り付けている彼女。
くすくすっと笑えば、彼女は当然のように怒る。


そんな彼女が可愛らしくて、俺はディスクについた彼女の手を掴むと引き寄せてそのまま口づけた。

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