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君の隣の相棒さん、

第22章 愛という名の譜面(甲※)

完全に脱がしてしまうのは後に引けるので持ち上げる程度に…。

徐々に溶けていく表情に俺の欲も膨らんでいく。


優しい愛撫だけでは飽き足りず。彼女の弱い部分を見つけてはそこばかりを攻め立てた。

その度に発せられる喘ぎは最も美しく、何度となく俺の欲情を煽っていた。


「もっ、限界…っ」


『ぁっ‥だめぇっ…!』


言葉とは裏腹に俺を誘うような瞳で見詰めてくる彼女に、もはや俺を止める説得力は無に等しい。


優しく出来る自信がないと言えば彼女は仕方ないですね。と微笑みをくれた。


これでもう俺を止めるものは何もなくなった。
そっと宛がった俺自身に彼女が身を震わせて、やがてはすべてを呑み込んだ。


───それから俺は、彼女のその美しくも妖艶な音楽を暫く聴き続けた。




(愛という名の譜面)
(君という音楽が、俺を酷く狂わせる)



END

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