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君の隣の相棒さん、

第26章 強く、優しい(伊)

一人はなんとか確保出来た。でももう一人いて、それは私と伊丹さんが追っていた方の犯人。
相手は銃を所持。私たちにも銃の携帯が許可されていた。



────あの時は夢中だったのを覚えている。
構える銃の先に、標的。(ターゲット)
全員が当然のようにその標的に集中していたときだ。
私だけが、その違和感に気付いた。


怪しまれないように向けた視線の先に、黒ずくめのスナイパー。
標的は誰でも良かったのか分からないが多分、強い人を狙ってたんだと思う‥‥レーザポインターは伊丹さんを示していた。


『危ない…っ!』


────二人だと思っていた犯人が実は三人だった。
うかつにも周りは気付かず、直後で私だけが気付くことが出来た。

次の瞬間、私の頭をかすねる銃弾。
急所は外れて、次に腕を撃ち抜いた。


そのとき私は伊丹さんに背中から抱き着くようにして伊丹さんを庇っていた。

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