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君の隣の相棒さん、

第26章 強く、優しい(伊)

「嫌がんねえーんだな」


『だって伊丹さんが好きだから‥嫌がる理由がありません』


「‥‥じゃあ、その先も俺が望んだら…?」


『ついて行きます』


私の答えに小さく笑いながら大きな手で頭を撫でられて、それから頬を撫でたその手の感触がくすぐったくて目を瞑った拍子にまた唇を奪われた。


「早く怪我治せ、バカっ」


そう言われて、今度はデコピンされた。





(強く、優しい)
(煙草と貴方の香り)


(治ったら覚悟しとけ)
(うっ‥、はい)



END

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