
君の隣の相棒さん、
第27章 ずっと、(芹※)
「ハッ…!」
『ハァーッ…!』
ちゃんとした格好ではないために決して互いに竹刀を当てることはなく、ただ竹刀と竹刀をぶつけ合い、その手応えを確かめ合う。
────とその時だった。
「ぇ、ぅ、うわぁあっ…!?」
『え…っ!?』
何にもないところで脚を捻って転んだ俺は弾みで彼女の方へ行くとそのまま彼女を下敷きに倒れてしまった…。
「っ‥‥ててぇー…ごめん!だいじょっ…」
俺は起き上がろうとしたとき、ふと見た彼女に言葉を失った。
『ん‥‥っ』
必要以上にはだけた胴着と見上げる彼女の綺麗な瞳。あまりの光景に、俺は目を背けられず固まってしまった。
『芹沢先輩…?』
「へっ!?‥ああっ‥‥っ」
彼女のかけてくれた声でようやく我に返った俺の反応に彼女は不思議そうにしながらも、何気なく自分の服装を見た。
気付いた彼女も何も言わずバッ、と胴着を両手でかき集めて俯いた。
『ハァーッ…!』
ちゃんとした格好ではないために決して互いに竹刀を当てることはなく、ただ竹刀と竹刀をぶつけ合い、その手応えを確かめ合う。
────とその時だった。
「ぇ、ぅ、うわぁあっ…!?」
『え…っ!?』
何にもないところで脚を捻って転んだ俺は弾みで彼女の方へ行くとそのまま彼女を下敷きに倒れてしまった…。
「っ‥‥ててぇー…ごめん!だいじょっ…」
俺は起き上がろうとしたとき、ふと見た彼女に言葉を失った。
『ん‥‥っ』
必要以上にはだけた胴着と見上げる彼女の綺麗な瞳。あまりの光景に、俺は目を背けられず固まってしまった。
『芹沢先輩…?』
「へっ!?‥ああっ‥‥っ」
彼女のかけてくれた声でようやく我に返った俺の反応に彼女は不思議そうにしながらも、何気なく自分の服装を見た。
気付いた彼女も何も言わずバッ、と胴着を両手でかき集めて俯いた。
