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君の隣の相棒さん、

第27章 ずっと、(芹※)

────それから何時間経ったのだろう。
目が覚めたら、彼女が起きていた。


「あれ‥‥あっ!今何時!?」


『丁度、定時ですね』


「あー、やっちゃったぁ…」


『伊丹さんには事情を話して許して頂きました』


「えっ‥先輩に言ったの!?」


『ええ。芹沢先輩が風邪だって』


「か、風邪…?」


目を丸くする俺に彼女がくすくすっと笑う。
ホッとして息をつくと彼女を抱き寄せた。


「じゃあ、またする?今度は俺の家でさ」


『‥‥‥嫌って言ったら?』


「お姫さま抱っこしてでも連れていく」


それは困ると言いそうになった彼女を無視して俺は唇を塞いだ。
不意打ちの口づけに赤面させた彼女に、今度は俺が小さく笑った。








(ずっと、)
((あなたのことが好きでした))




END

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