君の隣の相棒さん、
第29章 眼鏡を外した貴公子は(大)
「これだけの資料全部に目を通したのか…?」
『はい。大河内さんが眠っていらした間に‥』
「そうだったか…うむ、確かに全てに目を通してあるようだ」
大したものだと言われ、また頭を下げた私を手招きする大河内さん。
何かと思い近くに行ってみればそっと腰に手が回り、引き寄せられました。
ふと、耳を貸してほしいと言われたのでそっと膝を屈めると私の髪を撫でたあとに耳元で囁きました。
「いつもありがとう。助かっている」
眼鏡をかけずに私を抱き締めてくれている大河内さんからはいつもの神経質で硬いイメージはなく、私と二人でいるときの優しい春樹さんの姿がそこにはありました…。
(眼鏡を外した貴公子は)
(ありがとう。と微笑んで)
(もう少しこのままでも構わないか…?)
(ええ。勿論)
END
『はい。大河内さんが眠っていらした間に‥』
「そうだったか…うむ、確かに全てに目を通してあるようだ」
大したものだと言われ、また頭を下げた私を手招きする大河内さん。
何かと思い近くに行ってみればそっと腰に手が回り、引き寄せられました。
ふと、耳を貸してほしいと言われたのでそっと膝を屈めると私の髪を撫でたあとに耳元で囁きました。
「いつもありがとう。助かっている」
眼鏡をかけずに私を抱き締めてくれている大河内さんからはいつもの神経質で硬いイメージはなく、私と二人でいるときの優しい春樹さんの姿がそこにはありました…。
(眼鏡を外した貴公子は)
(ありがとう。と微笑んで)
(もう少しこのままでも構わないか…?)
(ええ。勿論)
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