君の隣の相棒さん、
第36章 友達以上、恋人未満(神)
────ふと、何の前触れもなく彼に逢いたくなった。
彼とは特命係にいる私の同期の神戸尊のこと。
尊とは明日、特命に行って少し話をしたきり逢っていないのだけど、また無性に逢いたくなってしまった…。
『尊…!』
「おゎっ…!どうしたの??」
二人になれる場所に呼び出すと待っていた尊を見つけて、私は駆け寄って抱き着いた。
逢えるその間の時間も、尊が頭から離れなくて、寧ろもっともっとと逢いたい気持ちは強くなって‥‥
ずっと感じたかったその温もりに、私は彼の首にすがりつく。
「今日は積極的だね。‥っというか初めてかな?君からこうやって呼んでくれたの」
ギュッと抱き締めてくれる彼に、私はその優しい瞳を見詰める。
「温かい‥」
不意に繋ぐ手と手が熱い。
だけどそれ以上のことはしないし、出来ない。
‥‥‥だって、同期で良き友人という関係を壊したくないから。
私も、多分尊も、そうやって一定の距離を保ち続けていた。
彼とは特命係にいる私の同期の神戸尊のこと。
尊とは明日、特命に行って少し話をしたきり逢っていないのだけど、また無性に逢いたくなってしまった…。
『尊…!』
「おゎっ…!どうしたの??」
二人になれる場所に呼び出すと待っていた尊を見つけて、私は駆け寄って抱き着いた。
逢えるその間の時間も、尊が頭から離れなくて、寧ろもっともっとと逢いたい気持ちは強くなって‥‥
ずっと感じたかったその温もりに、私は彼の首にすがりつく。
「今日は積極的だね。‥っというか初めてかな?君からこうやって呼んでくれたの」
ギュッと抱き締めてくれる彼に、私はその優しい瞳を見詰める。
「温かい‥」
不意に繋ぐ手と手が熱い。
だけどそれ以上のことはしないし、出来ない。
‥‥‥だって、同期で良き友人という関係を壊したくないから。
私も、多分尊も、そうやって一定の距離を保ち続けていた。