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君の隣の相棒さん、

第6章 正義感溢れる彼、(甲)

どうも。特命の甲斐享です。
右京さんや一課の皆からはカイトって呼ばれてます。


処で最近、特命に配属されてきた女の子がいるんですけど、その子エリートさんなのに色々やっちゃったみたいで…


『カイトさん、誰と話してるんです‥?』


「ん?あ、いやぁ~独り言だよ、独・り・言」


意外にそういうところが鋭くて怖いところ。
慌てて誤魔化すのも一苦労な訳で。


「処で、昨日の始末書は書けたの?」


『ええ。…まさかカイトさんのお父様に呼び出されるとは思いませんでした』


そう…。実は俺も昨日は珍しく親父に呼び出された。


彼女がいたから良かったものの、彼女がいなかったらどうなっていたことか…。


「ったく‥‥もうああいうことはないようにしてくれよー」


『肝に命じます』


「それは難しいかもしれませんよカイト君」


ふいに、右京さんが紅茶を飲みながら椅子を回転させて俺たちに向き直る。

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