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君の隣の相棒さん、

第7章 どんなサイレンよりも、(神)

『助‥け‥て‥‥‥』


そう言った後、彼女からの電話は途絶えた。


彼女からの緊急事態を受け取った俺は急いで彼女が居るであろう自宅周辺へと向かう途中、杉下さんからの連絡で彼女が通り魔にあったという報告を受け、指定された病院へと向かった。



───手術室の前には杉下さんの姿が。

状況を聞くと、簡単な処置で終われるほどで、傷は深くはなかったという。


だが問題は彼女が血が苦手なところにあり、思った以上に心身へのダメージは大きいようだ。

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