無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

スーツの上を脱いだ彼奴にまたそっと背中から抱き締めると、さっきよりも温かな体温が伝わってくる。


安らぎに身を任せていると、ふいに彼奴の項に目に入ったそのあとで、上に持っていった視線が耳を捕らえた。


「綺麗な首してんな、」


そっと項をなぞると彼奴は小さく身震いして、後ろにいる俺を見るように首を傾ける。


まじかに彼奴の耳を感じると息を吹きかけて、その耳に噛みついた。


『ぁっ、、憲一さん‥っ』


耳を伝い、首筋を捕らえる俺の唇に抱き締めた前に回っている手でワイシャツのボタンをゆっくり外して肩から脱がすと項に舌を沿わせた。


彼奴は首が弱いのか小さくも甘い声を漏らし、抱き締めている俺の腕にしがみついている。