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君の隣の相棒さん、

第12章 彼女と彼と、(L※)

二人から言葉は出ず暫く見詰め合っていると、彼のその綺麗な手を俺の頬にそっと宛ててきた。


彼の行動を理解できず少し不思議な顔をして首を傾げていると、今度は彼から唇を寄せてきた。


嬉しかった───両想いだと分かったからだ。


やがてまた離れた唇が、言葉を発した。


「僕の秘密、知りたいですか?」


妖艶に微笑む彼に、俺は頷いて応えた。



(彼女と彼と、)






‥‥‥続く

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