テキストサイズ

君の隣の相棒さん、

第15章 愛を半分こ、(L※)

「それで先輩、何で僕の家に…?」


「何でって、決まってんだろ」


「今夜は寝かせないって言ったら分かる…?」


「‥‥‥勘弁して下さいよ…」


二人の先輩の口元がニヤリと笑う。
その瞬間、僕の背中は凍りついた───




















「せんぱっ、あっ…!」


「ちょっ、締めすぎだっつーの…!」


「先輩と俺のがそんなにいいんだね…っ」


三人でとか、もう無茶苦茶だ…。


だけど不思議と悪い気はしなくて、ただ恥ずかしさだけは半端ではなかった。


え?感想ですか…?
‥‥‥二人とも、僕を女にしてくれた。
だから二人とも良かったです。



(愛を半分こ、)
(どっちかなんて選べないから)


(明日はどうせ非番だ。もう一回付き合え)
(先輩も好きですねー‥)
(‥‥勘弁して下さい)










───僕は、僕を女として見てくれた二人を愛しています。



END

ストーリーメニュー

TOPTOPへ