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君の隣の相棒さん、

第15章 愛を半分こ、(L※)

「じゃあ先輩、半分こでいいですよね?」


「仕方ねえーか‥芹沢が嫉妬すると面倒そうだしな」


「半分こ…?」


そうだよ、と言いながらニコニコとしている芹沢先輩は次に何故か僕を抱き上げて店を出た。


「先輩降ろして…!」


「だーめ。先輩、彼女の家でいいんですよね?」


「ああ。着いて来い」


どうして伊丹先輩が僕の家を…?
不思議に思っていると意外にも答えは簡単で、伊丹先輩と僕のマンションが同じだったというのだから驚きだった。


「お前、十階だろ?」


「そうですけど‥まさか伊丹さんも…?」


「十階だ」


僕はあまりの偶然の重なりように、思わずとも拍子抜けした。

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