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君の隣の相棒さん、

第20章 ラブ・セッション(芹※)

体育の時間。
朔ちゃんと一緒に生徒たちに教え合うその時間は、とても幸せなひとときだった。

でも彼女はそんな幸せをいとも簡単に壊してしまう。

彼女は優しい。だからと言って、男子生徒にばかり教え込むのは正直絶えられない。


‥‥とは言ったものの、潜入調査とは言え一応は教師の立場。
授業が終わるまでは手出し出来ずにいた…。


「お疲れっ」


『お疲れ様です』


首にかけたタオルに、ジャージのファスナーを開いたそこから見える白い肌が嫌と言うほどに美しい。


俺はたまらず、額に掻いた汗を拭っている彼女に背中から抱き着いた。

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