テキストサイズ

疑似恋愛士

第1章 序章・金と愛

「…」
焦っていた下田真希(しもだまき)は焦っていた
と言うのも彼女は52才
周りの友人や金持ち仲間はみんな結婚していた
プライドが高い彼女にはそれが耐えられなかったのだ
「糞…糞…糞…糞!!」
キリキリと爪を噛む
「なんで私には旦那が出来ないのよ!そこの人形!!なんでなのよ!」
がゃ!!
机に置いていた灰皿を投げる
「も…申し訳ありません」
人形と呼ばれた人物は彼女の執事だが彼女は彼の事を人形としか思っていなかった
「いいこと?明日までに見つけてきなさい!!じゃないとあんたの指!全部切り落とすわよ!!」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ