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「ほう…馬鹿にしたいとは？」
恋愛士、神田は質問をした
「奥様は…支配願望とでも申しましょうか…とにかく支配をしたいのです、夫ともなればそれは奥様の私物…奥様はそんな方なのですよ」
執事は言い終わるや否やため息を漏らした
「実は私も夫を見つけてこいと言われましてもし失敗したら指を全て切り落とすとまで言われております」
執事は震えながら答えた
「なるほど…しかし流石に指を切断まではされないでしょう」
さも大袈裟なと言わんばかりに恋愛士神田は答える
「12人で御座います…」
12人はて何の数字やら
「12人とは？」
と恋愛士、神田も問う
「今まで奥様とお見合いして目を抉られたり指を切断されたりといった目にあった人達の数で御座います」