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義父×義娘。

第29章 (番外編 2)


母と二人暮らしを初めてから5年後。

市役所から電話がかかってきた。

内容は父が亡くなっているのが発見されたこと、

それで火葬、埋葬の話をしていたのだと思う。

小学6年生だった私は、もう父がこの世からいなくなって怖い思いをしなくて済むということに胸をなでおろしただけだった。

母が手続きでばたばたしている間、ずーっとぼんやりしていた。

父との別れはあっけないものだった。

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