
義父×義娘。
第31章 (番外編 4)
母の様子がおかしくなったのは、高3になったばかりの頃だった。
看護師なので、夜勤で夜にいないことはしょっちゅうだったが、帰ってくるのが週に1回くらいになっていた。
「最近、おかあさんおかしくない?」
「佳奈ちゃんもそう思う?」
「うん。男でもいるのかな。」
「さぁ…?」
義父は首をかしげていたけれど勘付いていたのだろう。
母の様子がおかしくなった頃から少しずつ会話が増えた。
ある日、母が携帯を忘れてでていった。
すかさず義父にメールをした。
[おかあさんが携帯忘れてった。]
[ほんとに?]
[中見てみる。]
パスワードはかかっていたけど、私の誕生日なのですぐに解除できた。
