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恋人契約

第4章 非日常

そのあと、

俺と龍さんは近くにあったホテルに泊まることなった。

「身体・・・大丈夫か?」

「大丈夫では・・・ないです。」

さっきよりも身体が熱い。

これ以上口を開くと変なことをくちばしってしまいそうだ。

「少し待っていろ。何か飲み物を・・・」

「待って・・・行っちゃやだよ・・・一人にしないで」

俺・・・何言ってんだろ?

もうよくわかんないや。

頭がポーッとする。

「そんなに薬・・・辛いか?」

「え・・・んっ」

いきなりキスをされた。

なんでだろ・・・気持ちいい。

「もっと・・・して?」

「今日はやけに素直だな・・・薬のせいか?」

あ・・・笑った。

この声・・・やっぱり落ち着く・・・。

「龍さん・・・」

「なんだ?」

「俺、龍さんの声ね・・・わからないけど覚えてるよ。」

誰の声かは知らないけど・・・

あれ・・・意識が・・・

俺はそこで記憶が途切れた。

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