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恋人契約

第4章 非日常

「ん・・・。」

「起きたか?」

目が覚めると、風呂上がりの龍さんがいた。

そして俺は、昨日のことが恥ずかしくなり布団にくるまった。

「・・・何してるんだ?」

「さ、さなぎごっこ。」

今俺、恋する乙女みたいな顔してるよ。

多分。

龍さんにはちょっと見せたくなかった。

「皇、それ以上かわいいことをするな。襲うぞ。」

え、襲うって。

かわいいって。

あんたこそやめろよ。

そんな照れること言うの。

「シャワー浴びてこい。」

「うん・・・へぶしっ」

腰が・・・腰が・・・

「何をしているんだ?自衛隊の真似か?」

「違うわ!!腰が痛いんですよ!」

俺は体を無理矢理起こし、壁を伝って浴室まで向かった。
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