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大宮ピンク変

第5章 異変

「気持ち悪イけど、きっと体が元に戻ろうとしてんだよ」

俺はそう思った。

じゃなきゃ、この尋常でない気分の悪さは何なのか。

と、大野さんが言った。

「て言うか、お前、デキたんじゃねえのか」

…え?

一瞬、意味が分からなかった。

デキた?

デキたって何が?

デキると言えば子供?

でも俺、女じゃねえし。

俺は自分の体に目を落としてはっとした。

女だよ、俺!

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