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「はぁっ、はぁ…」

イッちゃった……


「…俺、もう我慢できねーわ」

ふわふわした感覚の中で、優がベルトを外すのが目に入る

きっともう、何もかも遅い…


「…挿れるぞ？」

「っ…」

処女を失った日の銀と、今の優が重なる

入り口に当てられた熱に、涙が出てきた


「やあぁっ…！！」

「っ…」

いきなり貫かれて、悲鳴のような喘ぎ声を上げる私

銀以外のモノが入ってる違和感より快感が勝っている自分の体が、恨めしい


「あっ…！やぁっ…銀っ…」

「っなんで向島なんだよ…！」

はっとして優を見ると、汗ばんで色っぽいのに、なぜか泣きそうだった


「ゆ、う…？」

腰の動きが止まって、優が私を抱き締める


「なぁ、なんでだよ…
なんで俺じゃなくて向島なんだよ？」

「っ…」

「ずっと、ずっと想ってたのに…」

私の肩に顔を埋めて、声を押し殺すように涙を流す優


「…もう帰るわ」

優が小さくなった自身を私の中から抜いて、服を整えていく


「…じゃあな」