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仮彼氏。

第8章 気持ち。

「梨佳と銀と優でお見舞い来てくれて…
でも私昨日優と色々あって…
そんでもって銀への気持ちも…

あーもう分かんないっ!!!」



ピーンポーン


「ぎゃっ」

来てしまった……



ガチャッ


「おっじゃまっしまーーーす!!」

ドアを開けた瞬間部屋に飛び込んできたのは、なんだか身軽な梨佳

その後ろには、荷物をいっぱい持った優と、スクバを持った銀がいる


「あの、学校は…」

「早退した♪」

「えっ!?」

早退って…


「千晴のこと心配だったし、倉内の土下座見ないといけないし
あ、あと向島の告白も」

「土下座…?告白…?」

なんのこっちゃ!?


「まぁそれは置いといて…
千晴、熱大丈夫?」

「あ、いや、大丈夫でもないかな…?」

「よかったー!
薬いっぱい買ったから、元気だったらどうしようかと……」

「いやよくないだろ」

笑顔でさらっと酷いことを言った梨佳を、銀がすかさずツッコむ

なんか思ってたより仲良い…?

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