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仮彼氏。

第8章 気持ち。



「前に俺、言ったよな
“絶対にお互いを好きにならないこと"って…」

銀の言葉に心臓が跳ねた
私の気持ちが、もしも『好き』だったら…


「それは踏み込んじゃいけないラインだし、守らなきゃいけないことだと思う」

「っ…」

銀は、何が言いたいの…?


「……そう自分に言い聞かせて、諦めようとしてた」

「…え?」

諦めるって……



「俺、千晴のことが好きだ」


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