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仮彼氏。

第9章 ピンチ。




ガタッ


「…?」

体育倉庫の扉を横に引くと、鍵がかかっているのか開かなかった


「やっぱもう教室戻って…」
『やだっ!やめて!!』

!!!


「黒田…!」

叫び声が聞こえて、扉をドンドン叩く
…今のは絶対に黒田の声だ


『誰かっ…誰か助けて…!!』

切羽詰まった黒田の声に焦りが募る
もう蹴破るしかない!!



ドカッ


助走をつけて思いっきり蹴ると、凄い音を立てて扉が外れた


「黒田っ…!」

視界に飛び込んできた光景に目を疑う
黒田が金髪の男子に押し倒されていた


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