仮彼氏。
第9章 ピンチ。
「そういうプレイは程々にね♪」
シャツを渡されるとき、保健の先生が俺に囁いた
「……」
なんつー勘違い…
そういうプレイってなんだよ……
「…ぷふっ」
黒田笑うなっ!!
まぁ意外と元気そうでよかったか…
ガラッ
「失礼しましたー」
無事黒田の着替えも終わり、次やるべきことを考える
「…あ!」
そういやスクバ教室にあるんだった…
「俺ちょっと教室行ってくるから下駄箱で待ってて」
「あ、うん…」
黒田が少しぎこちなく頷く
どうしたんだろ…?
「黒田…?」
「何でもないから早く行ってきて」
「お、おう…」
いつものツンツン口調も、なんだか棒読みのように思えた