仮彼氏。
第9章 ピンチ。
「なぁ黒田…
やっぱり今日はここまでに……」
「やだっ…!」
指を抜こうとした俺を見て、黒田が叫んだ
「でもお前だめって…」
「それは冗談!」
いやいやいや、絶対嘘だろ…
「焦らずやっていこう?な?」
「……」
黙って俯いてしまった黒田の中から、そっと指を引き抜く
濡れていない方の手で頭を撫でると、黒田がバッと顔を上げた
「倉内の馬鹿!!」
「は!?え、ちょ…!!」
ドサッ
「っ……」
いきなり胸ぐらをつかまれて、そのまま押し倒された
「…今出来なかったら一生出来ない気がするの」
「黒田…」
黒田のまっすぐな視線に射抜かれる
強い意志が宿った瞳は、涙で潤んでいた
「お願い、抱いて…」
「っ後悔しても知らないからな…!」
もう一度黒田を押し倒して、自分の下着を下ろした
うわ、俺勃ちすぎ…